Railsのプロジェクトを新規作成する手順
はじめに
グローバルな場所には、必要最小限のgemをインストールして、Railsプロジェクトを新しく作成する手順。 いつも忘れるのでメモ。
事前準備
- rubyのバージョンは、rbenvで管理するので、予めインストールしておきます。
- rbenvは、READMEを参考にインストールしてください。
- rubyのインストールは、rbenvのプラグイン ruby-buildを利用するので、こちらもruby-buildのREADMEを参考にインストールします。
- rbenvでrubyをインストールした後、gem install bundlerで、bundlerをインストールしておきます。
- mysqlを使うことが多いので、mysql前提で手順を説明します。こちらも予めインストールしておきます。
環境
手順
作業ディレクトリを作る
作業ディレクトリwork
を作成し、その中で作業します。
$ mkdir work && cd $_
Gemfileを作る
まずは、railsをインストールするためだけの、Gemfileを作成します。このGemfileは、一時的なものです。
$ cat << EOS > Gemfile source "http://rubygems.org" gem "rails", "4.1.0" EOS
Railsをインストールする
以下のコマンドで、vendor/bundle
ディレクトリに、Railsと関連するgemがインストールされます。これで、railsのコマンド(rails new
とか)を利用することが出来るようになります。
$ bundle install --path vendor/bundle
Railsのプロジェクトを作成する
ここでは、todo
という名前のアプリケーションを作成することとします。--skip-bundle
オプションをつけてください。--skip-bundle
オプションをつけないと、rails newコマンド実行時に、グローバルな場所に、関連gemがインストールされてしまいます。
$ bundle exec rails new todo --skip-bundle --database=mysql
gemのインストール
todo
ディレクトリに移動し、関連するgemをインストールします。
$ cd todo $ bundle install --path vendor/bundle
データベースの準備
$ bundle exec rake db:create $ bundle exec rake db:migrate
Railsを起動する
ここまでで、railsのプロジェクトの作成と準備が完了しましたので、正常に起動するか確認してみます。以下のコマンドを実行した後、ブラウザから http://localhost:3000 にアクセスしてみてください。
$ bundle exec rails s
以下の画面が表示されれば成功です。
最後に
作成したプロジェクトをgitに登録します。
gitに登録するにあたり、不要ファイルの登録を防ぐために.gitignore
を作りましょう。
.gitignore
の作成には、giboというツールを使います。READMEを参照してインストールしてください。
$ gibo rails > .gitignore $ git init $ git add . $ git commit -m "initial commit"